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2009年6月9日火曜日

改善に終わりなし

改善を行うためには、どこに着眼点を置くかとが非常に需要になります。実際に仕事を進めていく中で、もう改善の余地がないと言う方がいるかもしれませんが、それは本当なのでしょうか。
もし、改善の余地がない状態になっているとするならば、その職場は、世界一の生産性を誇り、世界一安全で、世界一クリーンな職場だということになるでしょう。世界に名だたる大企業をも凌ぐ存在のはずです。なぜなら、知らない人がいないような大企業でさえ毎年のように改善を実施し、生産性や作業環境の改善に努めていると言う事実があるのです。問題が潜んでいることを知ることから改善が始まるのであって、改善箇所がないということは、問題に気づくこができていいないということなのです。
現実を振り返って見ましょう。そこには改善するべき問題があるはずです。見にくい、見落とし、~さんにしかできない、連絡漏れ、いちいち、何度も。こういった言葉が現場から聞こえてくることがありますよね。これは、改善の余地があることを明確に教えてくれているのです。こういった状況を感じ取れるかどうかが、改善をより良く行えるか、否かを決めるポイントとなるのです。

改善のセオリー

改善するポイントを見つけた。でも、何をしたらいいのか分からなくて立ち止まることってありませんか?
実は、改善にはセオリーがあります。それは、やめる、へらす、変えるというキーワードを用いると言うことなのです。
改善をする中で、もっとも簡単かつ、強力なのはやめることです。「やめるにまさる改善なし」と言われますが、とにかくすぐにでも実施できるのは最大の利点です。もちろん、必要の無いこととは分かってても、そんなに簡単にやめられないことがあるのが世の中です。
そういった場合は、へらすことで改善を図りましょう。へらすというキーワードは部分的にやめるという意味を持っていますから、やめるの簡易バージョンだともいえます。具体的には、頻度をへらす。種類をへらす。距離をへらす。そういった具合に、多くの人が介在するごとに複雑怪奇に変貌していく工程や、手法をへらすことで改善を行い、整理をしていくと言う考え方です。
やめる、へらすで改善を進めて行くが、どうしても行き詰まりがやってきます。これ以上は、へらせないという状況が生まれます。ここで、改善も行き詰まってはいけません。次は、変えるを実現してみましょう。
工程の順番を変える。位置を変える。組み合わせを変える。
改善の基本は、無駄なものを削減することですが、それは、量的なものばかりを指すのではなく、質を変化するという方法もあることを忘れてはいけません。
改善とは、質、量を変えるということであり、やめる、へらすという量的な改善も、変えるという大枠の中にあるということなのです。

改善のあれこれ

改善をしていく中で良く使われる言葉に、定型化、定置化、同期化といったものがありますが、初めて改善に取り組もうとする人には言葉の壁が立ち塞がってきます。どうも、~化という表現をすることで見た目が簡潔にはなる表記をしたがるのですが、改善を実施する人を迷わせるような表現になりがちなのできちんと説明する必要がでてきますので注意してください。
具体的な改善事例を挙げてみます。
何度もやらなければならない。そんな事柄があったとしたら、一度で済むように改善する、つまり、簡単にしていくこと、やる順番を変えてみるといった変化を与える必要があります。これが、単純化するということです。
見にくい。これは見やすくする工夫が必要があるということですから、色を付けてみるとか、大きくしてみるといった改善が考えられます。視覚化するという表現になるでしょう。
見落とした。改善方法としては、見落としにくい状況を作り出すことですから、色分けをしてみる。目印を付けてみるなどが考えられ、顕在化させるという改善になりますね。
~さんしかできない。結構こういう事例は多いのではないでしょうか。この場合の改善は、標準化するという表現が用いられます。簡単に言うと、やり方を書き出して書面(マニュアル)にしてみたり、やり方を画像に収めてしまうといった方法が考えられます。
改善はできることからはじめてみることです。大物を狙っていても、時間だけが過ぎていくだけになりがちですから注意しましょう。
何をしても面倒だと思うことがあるでしょう。実際には、面倒だと思った事柄こそ、直ちに改善すべき課題があるということを意識したいところです。